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ダライラマ講話

ダライラマ講話(ティーチング)

8月27日、28日、29日、9月1日、2日、3日にダラムサラで開催されました。


チベット仏教の最高指導者のダライラマ14世。

チベットから逃れてきた多くのチベット人が居住するインドのダラムサラで行われた。

ダライラマの講話には多くのチベット人、そして他方海外からの仏教徒そして僧侶、

また仏教徒ではない諸外国の旅行者などたくさんの人々が参加する。






●今回の講話でダライラマがおはなしされた事を自分の思い出せる範囲で書いてみました↓

◎薬と宗教のたとえ話

世の中には多くの人がいて、さまざまな症状の病気があります。

そしてそれに伴ってそれぞれに適した薬があります。

すべての薬はその病気を治すためにあります。

どの薬がいいとか悪いとかではなくその人に適応した薬が存在するのです。

宗教もそれに似て、

どの宗教の土台も『内なる平和のため』につくられているということを忘れてはなりません。

愛、慈悲、自己規制、許し、忍耐はすべての宗教において共通してあるものです。

環境や気質、人々によってさまざまな見解があり

必要があって生まれたということを理解することが大事です。

お互いを尊重するということは

他の動物にはない人間に備わっている知性をもって

良い感情を高め調和することなのです。





◎仏教について学ぶとき

仏教について学ぶとき、教典を鵜呑みにしてはなりません。

知性をもって分析しなさい。

荒いレベルの無知、微細なレベルの無知を知るのです。

この無知があるから輪廻するのです。

開かれた心、『論理と理由』を用いること。

他人の意見を否定するのではなくすべての心で分析することです。

自分自身の智慧をもって分析することです。

智慧を育むとは思いやりのことです。



◎仏教

仏教とは心のものの考え方を正すことが目的です。

より良く変えて行くことです。


◎21世紀の仏教

同じ仏教でも人々によってさまざまな教え段階があります。

2600年前の仏教のテキストは以来、仏教徒と否仏教の間で

その教えについて議論されてきました。

お互いの間違い欠点、矛盾点を『理由と論理』を用いて

正していくことを繰り返して行ってきました。

そのようにして仏教の論理学のテキストは研磨され、洗練されていったのです。

21世紀の仏教は2600年前の仏教を信じていては解脱へはたどり着けません。

ラマ(偉いお坊さん)や教典をめくらめっぽうに信じてはなりません。

原因と実質的な理由が書かれているテキスト(密教)を論理のみで分析する。

つまり自分の知性で分析をしなければなりません。

その信心のしかたを実践することが21世紀の仏教なのです・・・

『空や無我』を理解し、そして実践する事です。


◎執着、欲望、怒りについて

愛と慈悲により怒りをなくす事はできます。

しかし、執着、欲望はそれだけではなくせません。

『空』を理解することで執着、欲望はなくせます。


◎瞑想する

智慧に支えられた死について瞑想する。

無常を理解しましょう。

人に生まれたこと、知性があるということ、恵まれているということについて

何度も考える必要があります。

人として生まれたことの意味について本気で考え

幸せになるためにどうするか考えましょう。

潜在的にすべてのものを知る智慧、意識があることを考え自分にしみ込ませましょう。

汚れは一時的なものと理解し、

無知が残した残り香までもを取り除くのです。

汚れが取り除かれたとき如来像となり、ブッタとなります。

すなわち悟ることができる・・・

人生を意義あるものにし、生きることです。

恵まれた生は死によって断ち切られてしまう事を理解することです。


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◎菩提心

禅定修行(大乗仏教)の前にまず『菩提心』を起こす事。

宝のような『菩提心』が必要です。

※シャンティーディーヴァが『入菩薩行論』を書いてます。




◎分析的な瞑想『空』

瞑想中の虚空のような『空』

瞑想時以外の幻のような『空』の二つに瞑想する。

※8世紀後半にチベットで活躍した インドの学僧カマラシーラが瞑想について本を書いてます。



◎色即是空空即是色
 
依存せずに独立した現象はいっさいありません。

形あるものは他のものに依存しています。

形のないもの『空』と形あるものはひとつの違った側面です。

『空』について瞑想する。

『空』と『菩提心』に瞑想する。

『空』を理解するには智慧を高めること

すなわち『菩提心』高めることです。


◎大乗仏教.密教

私たちは光り輝く存在である。

清らかなビジョンをもつ現在の人間。

今世の執着、来世の執着を取り除き菩提心を育む。

毒のような煩悩から解放され、心の勇気と自信をもって人を救う。

人間の生をフル活用する。

人間のすぐれた知性を向上させる。

仏教におけるモクシャ(解脱)

対策をもって煩悩を壊滅(二ローダ)させる。

正しいものの考え方

空にある空によってけがれを滅する。

空の中にけがれを滅する。

荒いレベルから微細なレベルなものへと昇華させるのが密教です。

利他業が努力なしにできるようになります。

他に害をなさず、安定した心でなすことができます。

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〜講話が終わって〜

仏教とはこれほど知的な宗教だとは知りませんでした。

『理由と論理』をもって自分で分析することの大切さを何度もおっしゃっていたのが印象的でした。

そして自分で悟らなければならないということ。

実践することの大切さ。

原典から変化しているものがチベット仏教(密教)であるということ。

チベット仏教はとても論理的であるので、

たくさんの科学者達がダライラマを支援しているのだということに気がつきました。

だから仏教徒でない人々、無宗教の人々にも響く教えなのだと。



仏教徒ではない私

今まで私は曖昧な仏教徒という立場にいて、

海外で人に宗教を聞かれたならば自信なく仏教徒と答えていました。

私の祖父母も父も母も仏教徒であるから私も仏教徒ではないか?

と自信なく。

私の祖父は信心深い仏教徒であったからその影響を受けて

仏教の道徳心はしみついていると思うけれど

講話を終えて考えたのは私はやはり仏教徒とは言えないということでした。

仏教の考え方も大好きだし、ダライラマも大好きだけれども・・・

仏教には初級者、中級者、上級者と段階を追って複雑で難解な修行があるのです。

そしてそのうち一つとして仏教徒として意識し、物事を実践した事がなかったから。

しかし、ダライラマはそんな仏教徒でない多くの人々、そして宗教をもたない人々にたいしても

チベット仏教の実践者そしてひとりの人間として人類普遍の平和のメッセージを送られています。

宗教を超えてお話をしてくださっています。

その広大で壮大な慈悲と愛の心をひしひしと感じそして感動し、

平和とは、幸せとは何かをもう一度問い直し、

自分と対話する機会を与えてくれたことに感謝します。




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Daramkotto
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by vidavidya | 2013-10-29 18:11 |

ダラムサラの町並み 

ダラムサラ
マクロードガンジの町並み
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颯爽(さっそう)としてます
歩き方ってその人の生き方が出るような気がします。
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Free Tibet(チベット解放)の看板など
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奥が焼きとうもろこし屋さん、手前がモモ屋
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これまたモモ屋さん。モモ屋が軒を連ねてます。
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毎日のようにお世話になったモモ
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デリーから観光で来ていたインド人の方々チャイでいっぷく
チベット寺の前にて
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by vidavidya | 2013-10-18 16:31 |

ダラムサラの幼稚園

人懐っこくてかわいい!
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by vidavidya | 2013-10-18 15:50 |

TCV(Tibetan children village)チベット子供村

雨の日曜日
チベット子供村
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ここでみなで寝泊まりしてるんだね
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授業はお休みの日曜日、外には出ずに寄宿舎の中でテレビに釘づけ
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※チベット子供村は1959年に中国の侵攻で身の危険を感じインドに亡命したダライ・ラマ14世のあとを追ってチベットから親元を離れて亡命して来た子や、親とともに亡命後、親がチベットに帰国したり、親が何らかの理由で死亡し孤児になった子を保護、教育を行う機関。



運営は様々な国や人々からの寄付で成り立っている
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子供達どうし協力しながら体を洗いあう光景
水道の水で洗っていたから太陽の日照りのない今日はかなり冷たいはず!
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雨の中泥んこになりながらサッカーで遊ぶ子供達!
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どちらへ??
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チベット子供村の教室
国語、算数、理科、社会、音楽も美術も授業に組み込まれているそう
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by vidavidya | 2013-10-01 19:49 |