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ダラムサラ ヴィッパサナー

5月1日〜5月12日

10日間のヴィッパサナー瞑想が終了


今回4度目のヴィッパサナー

ダラムサラでは日本語の講話や瞑想のやり方のインストラクトも聞ける環境が整っていたのでより瞑想に没頭できた。

4回目の瞑想にしてやっと瞑想の意味を理解し始められたのではないかと感じた。

リシケシのダヤナンダアシュラムでヴェーダンタを学び、それと同時期にヴィッパサナーも体験できた事は有意義な経験だった。

ヴェーダンタは知識レベルによって、そしてヴィッパサナーは体験レベルによって自分を知る。

その比較も面白かった。

ヴェーダンタも知識だけでなく瞑想によって理解を深めることができるし、

ヴィッパサナーも体験だけでなく理論や規律をまもってより理解を深めていくことができる。

頭だけ、カラダだけどちらか一方よりも両方あったら様々な観点から自己を洞察できるのでおもしろみが増す。


カラダについての気づき

自分の作り出している怒りや、ねたみ、苦しみ、そして、心地よさや、幸せと感じる気持ちがカラダに様々な感覚を引きおこしているのだと。

100%自分がつくりだしているこの世界。

それこそが真実なのだと自分を観察することによって気づき始めた。


ブッタは自己観察するという瞑想のテクニックをつかって潜在意識とカラダに起こる感覚は密接に結びついているのだと悟ったそう。

カラダに起こった感覚を観察するとそれは消えそしてまた生まれかわる。

潜在意識にある怒りや苦しみの汚濁は自分のカラダの表層に引き起こされる。

その感覚をよーく観察する事によってそれは溶解していく。

これを体験として悟るのがヴィッパサナー。

潜在意識下にある汚れを洗い流し、純粋な愛、慈悲の心を育む。

そうして、この純粋な愛、慈悲の心をもった人々の純化されたたましいは、ほかの人に分け与える事のできる素晴らしいものとになる。

最終的にはその完全に調和のとれた揺れ動かない平和な波動で世の中の生きとし生けるものを幸せにしていこうとこころみていく。

他人の幸福を願うことはそれはすなわち自分の幸せであるということ。

自分の真実を知ることはすなわち幸福なのだと。



自己観察するということは、苦しくても楽しくでも心の平静を保ち

一瞬のすきもなく自分に気づいているということ。

今に集中して、いまをしっかり生きる事。

すなわちこれが幸福につながる。

これが今回の体験レベルでの自分への気づき。



この一瞬の隙もなく、自己観察するというのはなかなか10日やそこらではマスターするのは難しい。

だけども、「忘れているのに気づいたら自己観察することに戻す」

この訓練を10日間やりつづけ、そしてこれを継続できたらいいなと思う。

ヴェーダンタも一緒に。



ヴィッパサナーはアヤワスカという南米のシャーマンが治療に用いる植物の煎じ薬と

体験レベルでの心とカラダの浄化という面でとても似ていると思う。

これによりカラダも心も清められ本来の自分の姿、真実は何か?をカラダを通して体験レベルで知るこができるのだと思う。

アヤワスカは浄化の過程で引き起こされるさまざまなヴィジョン。

それと似てヴェパッサナーもかなりの妄想が・・・(笑)。



だけども私が思うにブッタが悟りを開いたこの瞑想法がより強力だと思うのは

なによりも普段の生活の中で毎日瞑想して毎日浄化できるから。

継続してできる瞑想は生きる技でもあるんだな。

ブッタの智慧って偉大だ。


それともう1つ

自分はこのカラダを選んで生まれて来たのだという事。

自分が日本人のこのカラダをもって生まれて来た事にとても意味があるのだなってことを感じた。

日本人のこの性質をもったカラダでしか体験できないこと。

そこになんらかの理由や意味があるのだと。

このカラダで自分が今回この生を授かったこと。そこで何が自分にできるのだろう?

と考えるように・・・

考えのカラダ(たましい)はどこから来たのかわからないけど、

この日本という風土、文化で培われてきたこのカラダや血で一体私は何を体験したがっているのだろう?

ここが問題でそこが気になるところであるけれど

しっかりと今を生きていれば答えはいつもそこにあるものだと思う。

だけども気になる。


仏教というのはこの日本人のカラダにはとても理解しやすい性質をもったものなのかもしれない。

ヴェーダンタまでいくと日本人のカラダには少しなじみにくいものなのかもしれない。

陰(ヴィッパサナー)?と陽(ヴェーダンタ)?的な性質も2つの間にはあるのかしら?


ヴェーダンタは自分の五感ではとらえられない自分の外側に広がりをもった世界を知識をもって教えてくれる。

そしてヴィパッサナーは五感でとらえられる世界を自分の内側に体験する。

ヴェーダンタは五感ではとらえられない世界だから知識によってでしか得られない世界。

ヴィッパサナーは五感でとらえられる世界だから体験によってでしか知れない世界。

ヴェーダンタではモクシャー(人生の最終目的)を

瞑想ではサマディー(解脱)

この2つの到達地点は違うみたいなんだけど同じみたい?この辺がまだ学び始めたばかりでなぞなんだけども。




とにかく。

体験レベルでの知識は一般的に日本人の私たちのカラダにはなじみやすいのではないかと。

(たぶん気候風土、環境、食べ物とか文化とかそういったものの理由から

または2500年程前に仏教が伝わってそれが広まりその仏教を受け入れる受け皿が肉体に宿っているから)

カラダとこころをつなぐ体験で自分を含め、多くの人々がもっと幸せになれるはず。

ここダラムサラはダライラマがチベット亡命政権を設立した地、

チベット人の心や文化がいまここにも根付いていることに感謝し、そのこころに触れられたことにまたまたありがたいと思う。

人々の幸せ、生きとし生けるもの平和を祈り願う

このこころこそいまを生きる私たちに必要なことなんだと思う。


これからが始まり

日本にいてもどこにいてもいま生きることと向き合う事それがこれからの一生のテーマになりそうだ。






ふと立ち寄ったチベタンのカフェ

チャイでいっぷく

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飾ってあったダライラマの言葉

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そしてもうひとつのメッセージ

NEVER GIVE UP


NO MATTER WHAT IS GOING ON
NEVER GIVE UP

DEVELOP THE HEART
TOO MUCH ENERGY IN YOUR COUNTRY
IS SPENT DEVELOPING THE MIND
INSTEAD OF THE HEART

BE COMPASSIONATE

NOT JUST WITH YOUR FRIENDS
BUT WITH EVERYONE
BE COMPASSIONATE
WORK FOR PEACE
IN YOUR HEART
AND IN THE WORLD
WORK FOR PEACE

AND I SAY AGAIN
NEVER GIVE UP

NO MATTER WHAT IS GOING ON AROUND YOU
NEVER GIVE UP




BY HH THE XIV DALAI LAMA



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by vidavidya | 2013-05-19 13:47 | ヴィパッサナー

ヴィパッサナー終了

10日間のヴィパッサナー瞑想が終わった。
長かったな〜
毎日9時間〜10時間座り続けるのだからお尻も痛くなるしまだ脚のしびれが取れないままピリピリしている。


今までインドのジャイプルそして日本の京都で受け、今回3度目はスリランカのキャンディー。

インドも日本もそれぞれ全く違う印象を受けたけれど今回もまた全然ちがった。

1回目は衝撃と激動のインド、2回目は確認と冷静の日本、三回目は困惑と交流のスリランカって感じかな?


私が毎日寝泊まりしたのは9人収容の相部屋でトイレとシャワーがそれぞれ2つずつ設置されており、2
畳ぐらいのスペースに簡素なベッドと木製の物干が置いてあるだけ。

ベニヤ板でそれぞれ部屋が仕切られていてカーテンが目隠し用に一枚ペロンと掛かっていた。

寝ている時と食事している時間と少しの休憩時間以外はほとんど瞑想ホールで座っているのでこれだけで十分事足りるのだけど、

上座部仏教の国ヴィパッサナーの本場、もしかしたら一人一部屋与えられて瞑想に集中できるような環境が整っているのかもしれないなどど勝手に期待していたのだからいけない。

まあまあでも特に予測のつかない外国ではこういうことは良くある事だ。


そして瞑想開始初日の晩に両隣のママさん組のこそこそおしゃべりがはじまった。

何やらごそごそビスケットをかじる音がひびき、お湯に何かを溶かしてスプーンでかき混ぜる音が聞こえてくる。

ヴィパッサナーは10日間自分を徹底的に観察するため生徒同士はおしゃべりは決してしてはいけないし、目も合わせるのも、本を読むのも、字を書くのも禁止しているのだ。

そして午後5時のお茶の時間以降は食べ物を口にしてはならない規則がある。


なのに。。。こんなのはじめて。。。初日から困惑。。。

そして次の日も次の日もこれはつづき声の大きさもおしゃべりもどんどんエスカレートしていき8日目ぐらいになると部屋の中ではほぼおしゃべり解禁そして携帯電話も解禁になっていった。


でも瞑想ホールではみな神妙な面持ちでおしゃべりなし。

瞑想に参加している半数はおばあちゃんでみんな脚は組めないから脚をのばすかおばあちゃん座りで瞑想する。

ごそごそもそもそ、くしゃみ、げっぷ、咳払いといつも何か音がしている。

ゲストの尼さんもよくいびきをかいて寝ちゃって奉仕の人によく起こされていた。

仏教でいう寛容とういうのだろう。

おかげで瞑想ホールではリラックスできて日本で受けた時よりも集中できていると感じられた。


瞑想のおばあちゃん先生はとっても親切で3日に一度は半強制的に小部屋に呼ばれて『何か問題は?』

『私はあなたを助けたいのよっ』とやさしく聞いてくれるのでおかげで今回瞑想の仕方をはっきり知る事ができたのだ。



10日目になるとインドとも日本とも違うスタイルでその日は瞑想は通常の半分の5時間ほど。

ヴィパッサナーについてのビデオをみたり、周りの人々を見渡すとみんなとおしゃべりして楽しく過ごす感じに。

こんな流れなので通常沈黙を守るはずの10日目であってももうおしゃべりは解禁である。

同室になったイスラエルの女の子と私もおしゃべりを思う存分楽しんでいた。

いままで参加した日本やインドでは11日目の朝までおしゃべり禁止だったけれど。



この瞑想中私はどれだけたくさんの事をスリランカの人々に教えてもらったことか。

執着が怒りを生みいかに悲しみを生じさせるのかということを・・・

スリランカの人々が毎晩私の寝ているベッド越しに会話することで私の中で怒りが生じた。

それはどこから来ているのだろうかと深く掘り下げ考えざるを得えなくなり、瞑想中それに執着しない事によってその怒りから解放されるという事を体感する事ができたからだ。

瞑想の場はこうあるべきという期待、願望、そして自分の瞑想の成果や結果ばかりにとらわれていて、今起きている現実を受け入れられなくなっていたのだ。

そしてその状況にひとりもがき苦しんでいる自分。

ひとたびそれを客観視できるようになると自分がいかに滑稽で現実を生きていないかということに気づかされる。

期待や願望や意図を持つ事、そして忍耐や努力は大切だけれども、そのあとに起こる事はもう自分の力ではどうにもならずその状況に身を任すしかないのだということ。

その状況を受け入れて結果に執着しないこと、そこでは苦しみや怒りや悲しみは消滅し、自分がより成長し豊かになれるのだということに気づかされる。

そして人と人との関わりがどれだけ重要で人々の心を豊かにそして幸せにさせるのかという事。

人と人に心と心を巡らす瞬間にこそ生きる喜びがありそれは一生の宝物にしておきたいほどの感動を与えてくれた。

この気持ちこの感覚を保ち続けられたら幸せだ〜。
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『食堂に掲げられていた毎日の格言』

DAY1
CONTINUITY IS THE SECRET OF SUCCESS.

DAY2
WORK WORK WORK DILIGENTLY ,PATIENTLY&PERSISTENTLY.

DAY3
YOU HAVE TO WAORK FOR YOUR OWN LIBERATION.NO ONE ELSE CAN LIBERATE YOU.

DAY 4
A CALM AND QUIET MIND .AN ALERT AND ATTENTIVE MIND.

DAY5
OBSERVE THE REALITY WITH IN THE FRAMEWORK OF THE BODY THIS IS THE EXPERIENCE OF REALITY FOR YOU. THIS IS WISDIM.

DAY 6
EVER CHANGING PHENOMENA WHAT I?WHAT ME? WHAT MINE?

DAY7
COMBUSTION.VIBRATION EVER CHANGING PHENOMENA.

DAY 8
AWARENESS AND EQUANIMITY.EQUANIMITY IS PURITY.

DAY9
ALL MANIFESTING PHENOMENA ARE ASSOCIATED WITH SENSATION.

DAY 10
REFLECTING ON THE RISE AND FALL OF PHENOMENA.ONE EXPERIENCES JOY AND HAPPINESS.THIS IS KNOWLEDGE.THIS IS DEATHLESS.

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今日は申請してあったインドビザを無事取得できた。

明日の朝キャンディからコロンボへ向かいインドへ飛ぶ。

インドのゴアからくるまで3時間ほどのところに位置するアンボリで2週間のプラナヤマ(ヨガの呼吸法)コースを受けるためだ。

楽しみだ!
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by vidavidya | 2011-12-13 04:02 | ヴィパッサナー